裁量がもらえないから大企業を辞める人に自覚してほしいこと

エンジニアの虎岡です。大企業からベンチャーに転職する人の中で「大企業は大きな仕事を任せてもらえない。ベンチャーに行けば仕事を任せてもらえて成長できる」と言う人がいます。

私はベンチャーに行けば成長できることには同意します。

しかし大企業で大きな仕事を任せてもらえないのは大企業が悪いのではなくその人が仕事ができないからです。

今回は大企業で私が勤務していた経験に基づいて詳しく解説します。

大企業で仕事ができるとは

大企業の本質は社員数が多いことです。大企業と社員数が少ない他の企業とでは求められる能力がそもそも違います。

例えば何か企画を思いついて実行しようと思った時、大企業では数十人から数千人の協力が必要になります。その方達から同意を得られないと会社が動かないのです。

従って多くの人を説得できる巻き込み力が必須となります。

新卒が仕事ができないのは当たり前

大企業には毎年優秀な新卒が入社します。彼らは事務処理能力、コミュニケーション能力が高いです。しかしいきなり巻き込み力を持っている人は本当に少ないです。

なぜ巻き込み力がないかと言うと既存の社員から信頼がないからです。信頼は新卒から既存の社員に何かを与えることで得られます。

入社したばかりの新卒はそもそも与える機会がないのです。信頼を築くには時間がかかります。前述のとおり大企業は社員数が多いです。なのでこの信頼を築くには他の企業よりも時間がかかります。

なぜ新卒がやめるのか

なぜ新卒はすぐに辞めてしまうのでしょうか。新卒は信頼を長い時間をかけて築くことに耐えられないからです。

これは事務処理能力、地頭力、プログラミング能力とは別の能力です。勘違いしている新卒はこれらの能力を評価されないと言って辞めていきます。

当然、巻き込み力の評価は給与査定にも大きく影響が出ていきます。多くの人のモチベーションをupさせて新しい事業を起こすような人の給料はグングンあがります。

実際に私が勤めていた会社では新卒入社の人年収範囲は450~600万円でした。一方稀に絶大な巻き込み力を発揮する人がいます。そのような人は新卒で事業部長になり年収は2000万円以上でした。

ベンチャーで仕事ができるとは

一般的にベンチャーの社員数は少ないです。また経営者との距離が近く社員全員がビジョンを共有しており話がスムーズに進むと言う前提があります。

さらにとにかくスピートが求められます。

従って巻き込み力よりも素早くトライアンドエラーを繰り返せる能力が求められます。

辞めるなら大企業で仕事ができなかったことを自覚しよう

大企業で求めれる能力を履き違えると幻想を抱いて入社した新卒は不満を抱きます。

「俺の方が仕事が早いのになぜ仕事を任せてもらえないのだろう?」

このような不満からベンチャーに転職、これは全然ありです。

ただし大企業で仕事ができなかったという自覚がない人はキツいです。どうしてかというと大企業にいながら大企業の特性を理解できずに転職しているからです。

転職するなら自覚がある人だけにしましょう。そうじゃないとベンチャーに行っても求めれる能力を理解できずにまた不満を抱きますよ